高齢者女性イラスト・エンディングノート

エンディングノートとは?

人生の最期に備えて自身の希望を書き留めておくもの

終活のなかで文章として遺しておけるものは、すべてこのノートに記しておくといいでしょう。終活ブームの今、書店に行くと多くのエンディングノートが販売されています。

 

それらを購入してもいいですが、エンディングノートには特にルールがあるわけではないので、普通のノートに書いても問題はありません。遺言状と違って法的拘束力はないので、自由に書いていいものです。

 

高額の遺産相続などがある場合は、正式なルールに沿った遺言状を作成する必要があります。さらに、法的に確実なものにするには、行政書士に作成を依頼することになります。

高齢者女性イラスト

具体的に何を書くのか?

特に決まりまありません。あなたが必要と思うこと、また、ぜひともご家族に伝えておきたいことなどを、書き留めておけばいいと思います。以下、一般的に書かれている内容をまとめてみました。すべて書く必要があるということではありません。

 

  1. 本人情報
    名前、生年月日、血液型、住所、本籍地、住民票コード、マイナンバーなど 
  2.  自分史
    学歴、職歴、結婚、出産、夫婦の記念日、マイホーム購入時期、歴代のマイカー紹介、職場での功績、馴染みの土地、幼少期から各年代の思い出、特技、趣味など
  3. 関係する人物との間柄や連絡先
    家族、兄弟、親戚、同居していない家族、養子、家系図、友人、知人、職場関係者、恩人、法的関係の相談者など
  4. 財産について
    預貯金、口座番号、公共料金などの自動引き落とし情報、クレジットカード情報、基礎年金番号、各種加入保険、株式、不動産、借入金やローン、骨董品、貸金、有価証券や金融資産など
  5. 介護や医療について
    希望する介護や医療施設、費用、後見人(財産管理などを任せられる人)、延命措置の詳細、臓器提供、介護や治療方針の決定者、医療カウンセラーなど
  6. 葬儀について
    喪主に頼みたいこと、宗派や宗教、戒名や法名、葬儀業者や会場、遺影写真、参列者リストなど
  7. お墓について
    埋葬方法、希望墓地、購入費用、墓地の使用権者、墓地の継承者、手入れ、お供え物など
  8. ご家族への思い
    感謝の気持ちや、なかなか口に出して言えなかったこと、言い残したことなど、文章にすると伝えやすいかもしれません。映像に遺しておくと、より気持ちが伝わるでしょう。

 

以上がノートの内容ですが、エンディングノートを書いたからと言って、すぐに他界するわけではありません。その後の生活の中で年月が経てば、考えや思いが変化することもあるでしょう。エンディングノートとは、一度書いて終わりではなく、生きている限り、常に見直していくものだと思います。

 

最近では自治体やNPOが希望者に無料配布するケースが増えてきています。新潟県見附(みつけ)市では、全世帯に「マイ・ライフ・ノート」と名づけたエンディングノートを配布したところ、家族の絆(きずな)が強まった、生きがいを再認識したなど好意的な反響があったそうです。